い草の効果効能を実験してみました
こんにちは。irashiikurashiです。いつもご覧いただき誠にありがとうございます。
梅雨時期ではっきりしない天候が続いてますね。日中の最高気温が30℃を超える日もでてきて、蒸し暑くなってきました。ムシムシした梅雨時期が過ぎると暑い日本の夏が始まります。そんな中、世の中ではいろいろなものが値上がりし、電気代もすごい事になっております。なので、エアコンなど夏に必需なものも賢く使用していかないといけない状況になってしまいました。色々と湿気対策や暑さ対策はありますが、今回は対策の一つである自然素材のい草についてご説明させて頂きます。畳の表面に使用したり、日本古来から親しまれているい草ですが実は非常に優れた効果効能があるのをご存じでしょうか?い草はお部屋の湿度を調整したり、不快な臭いを吸着したりする効果効能があります。これからの季節に有難い素材です。そんない草の良さを実際に我々が行った実験を交えながらお伝えします。どうぞご覧ください。
目次
1 い草の調湿効果
1-1 準備します
1-2 まずは何も入れない状態で測定します
1-3 次はい草を入れた状態で測定します
1-4 グラフで比較してみましょう
1-5 い草の調湿効果まとめです
2 い草の消臭効果
2-1 準備します
2-2 実験開始
2-3 実験結果はいかに?!
2-4 実際確認をしましょう
2-5 い草の消臭効果のまとめです
3 最後に
3-1 直近人気のい草ラグシリーズご紹介
3-2 お試し企画で実験を実際に体験できます
1 い草の調湿効果
和室など畳のあるお部屋はどこか落ち着くと思った事ございませんか?要因は色々とありますが、その中でも和室空間の湿度が大きく変動せず過ごしやすい事も要因の一つです。その役割を果たしているのが畳の表面に使われているい草で、湿度を調整してくれているからです。い草はお部屋が湿気ている時には湿気を吸収して蓄え、逆に乾燥している時には蓄えた湿気を放出する効果があります。論より証拠。実際に実験をしてみました。
1-1 準備します
湿度計と密閉できるケース(今回は水槽)。あと大事ない草を準備します。い草は熊本県産のものをチップにしました。
お部屋の空調を整えます。多少の誤差はでますが、だいたい室温25℃前後、湿度は50~55%にします。実験時には水槽の上面は蓋をして密封状態にします。今回の湿度計は下段(下記が画像ですと53%)が湿度%。上段が温度℃になります。
1-2 まずは何もいれない状態で測定します
お部屋の温湿度と同じにした密封状態の空間の中に、約70℃のお湯が50ml入った容器を入れて湿度80%まで上昇させます。空間内はもちろん「もわっと」しております。湿度80%までいったらお湯の容器を外に出し、密封状態にして湿度の変化を測定します。
30分が経過しました。湿度はというと79%で開始からの変化はマイナス2%でした。
1-3 次はい草を入れた状態で測定します
1-2同様に、最初お湯を入れて80%まで湿度を上げます。
その後お湯の容器を取り出した後、い草のチップを投入し変化を測定します。
30分が経過しました。い草を入れた方の湿度はなんと61%まで下がりました。マイナス21%です。1-2の何も入れていないものと比較すると19%も差がでました。それぞれの違いはい草が入っているか入っていないかなので、い草が湿気を吸い取った事が言えます。
1-4グラフで比較してみましょう
それぞれ測定した内容をグラフにしてみました。
1-2い草を入れていない空間の場合30分で湿度は2%減少しました。
1-3い草を入れた空間の場合30分で湿度は21%減少しました。
1-5 い草の調湿効果まとめです
30分でしたのでお部屋の湿度までには吸収しませんでしたが、い草有りと無しとでは湿度に大きな違いがでました。今からの季節、湿度が上がり不快な時期になってきました。い草ラグなどい草製品をお部屋に敷いてもらえればお部屋の湿度を吸収して快適にお過ごしできると思います。
お部屋で快適に過ごせる温度・湿度を調べてみました。だいたい室温20~25℃前後、湿度40~60%前後が理想のようです。それ以上に気温が上がり湿度が上がると不快になりますし、ダニやカビ増殖の原因にもなります。最近のお部屋は気密性が高い分、湿度の逃げ道がないです。もちろんエアコンは適切にご使用頂いて、そこにい草製品を使用してもらえればお部屋の空間は快適になります。
2 い草の消臭効果
調湿効果と同じ位、消臭効果も重要です。これからは汗ばむ季節になりますが、汗の嫌な臭いの原因であるアンモニアや酢酸、イソ吉草酸など嗅ぎたくもないような臭いを吸着してくれます。こちらも実験してみましょう
2-1 準備します
こちらも密閉できる容器と布、赤く色を付けたアンモニア水とい草チップを用意します。
片方の容器にい草チップを入れます。もう片方は何もいれません。
2-2 実験開始
用意した布にアンモニアを吹きかけます。この時点でアンモニアのツン、、とした嫌な臭いが漂います。
アンモニアを吹きかけた布をそれぞれの容器に入れて蓋をして経過を観察します。赤色が無くなればアンモニアが無くなった(消臭された)事になります。
2-3 実験結果はいかに?!
3分経過。い草入りの方は薄くなってきました。何も入れてない方はまだ赤いです。
6分経過。い草入りの方は色が消えました。何も入れてない方も最初に比べれば薄くはなりましたがまだ赤いです。
2-4 実際確認をしましょう
実際にそれぞれの容器の臭いを嗅いでみます。まずはなにも入れていない方から。。。勇気を出して嗅ぐと、、、
こうなります。まだまだTHEアンモニアです。危険です。
次にい草入りの方は??あら不思議。アンモニア臭は消えてます。
2-5 い草の消臭効果まとめです
実験ではアンモニアを代表として消臭効果を確かめましたが、実際に検査機関で調べてみると下記のような不快な臭いの元をい草は吸着してくれます。梅雨や夏場は臭いがこもりがちですので湿気対策同様い草を使用する事によりお部屋の環境改善になります。冬場もお部屋を閉め切りますので有効ですね。
3 最後に
いかがでしたでしょうか?い草素晴らしい効果効能をご覧いただけたかとおもいます。除湿や消臭などは家電で電気を使って対処する事が多いと思いますがい草なら電気を使わずとも役目を全うしてくれる優れた素材です。irashiikurashiでは色々ない草商品を扱っておりますので、是非ご覧になってご検討ください。梅雨から暑い夏を乗り越えましょう!!
3-1直近人気のい草ラグシリーズご紹介
(下記品名をクリックすれば紹介ページに移動します)
3-2 お試し企画で実験を実際ご体験できます
以前より周知している販売商品を実際に手にとってご確認頂けるサービスである「お試し企画」ですが、ご参加いただいた際にご希望があれば上記実験を体験できますので、お気軽にお問い合わせください。