ベトナム手編み円座のこだわりポイント

こんにちは。irashiikurashiです。いつもご覧いただきありがとうございます。

9月も終盤に差し掛かっていますが、まだまだ暑い日が続きますね。でも秋はもうすぐそこ。我々アイラシイクラシも秋冬新商品の準備や来年の春夏商材の選定等でバタバタと過ごしております。ちょっと投稿が遅くなってしまいましたが、9月初にベトナムからスタッフが3年ぶりに来日してくれました。ベトナム手編み円座の企画と生産の責任者であるユイさんにこだわりを色々と聞いてみました。

ベトナム手編み円座のショップサイトブログ

 

 

目次

・栽培は大変でした

・こだわりの手編み円座

 

 

栽培は大変でした

ユイさんは南ベトナムご出身。農業が盛んなメコンデルタ地域でご実家もお米などの栽培をしている農家さんです。8年前に実習生として来日しい草栽培の勉強をされていました。ベトナムに戻って、ベトナムでもい草が栽培できないか?と思いをはせていたところ、ベトナムの高原地帯の川沿いに自生していた草がい草に似ていた為、試しにご実家で栽培してみたとの事でした。

栽培は思いもよらず大変だったようです。年間を通じて30~35℃と暑い地域で、暑さには強いと思っていましたが、植えた2か月後に枯れてしまった事も。。雨期と乾季があるので水量管理調整がとにかく難しかったとの事です。

お米と同じで水田に植えます。植える前の株分け準備中

試行錯誤で田植えの様子。枯れたり失敗がつづき、残り5株しかなくなった時はもうだめかと思ったけれど、大事に育てて増やしていきとても愛着がわいたとのです。

育っている様子。だいたい100㎝位まで成長するようです。

成長したら、皆で手で刈っていきます。栽培に苦労した分、収穫は皆とても嬉しかったとの事。

天日干しを行い

原草が出来上がりました。

こだわりの手編み円座

苦労して栽培したベトナム草ですが、周りの農家さんたちがとても手先が器用という事もあり、手編みで円座を作る企画を考えました。これにはお子さんのいる方や高齢の方など仕事を得られる事が難しい村の女性の方々に協力をしてもらい作りました。空いた時間を活用しながら仕事ができるのと、他の仕事だとカシューナッツの皮むきなどの仕事はあるが単調な仕事なので円座作りはできた時の喜びややりがいが感じられて好評との事でした。

1枚作るのにとても時間がかかるとの事です。上手な方でも直径40㎝で約7時間。直径55㎝で約10時間かかるようです。

ユイさんも作りましたが8時間位かかったとの事。使う草の量もすごく、直径40㎝で約1.2㎏ 直径55㎝で約2.2㎏使うとの事。これは田んぼ2×2m四方の栽培分を使う量だそうです。どっしり感が良い感じですね。苦労したのが草はい草同様折れやすいというところ。適度な水分を含ませつつ編み上げるのは大変との事でした。

手編みなので最初は形がいびつだったり品質が不安定でしたが段々と経験値が上がり皆上手になりました。特に縁取りの部分はまっすぐになるようにこだわっているポイントです。

ユイさんの夢は手編み円座がたくさんの方々に使ってもらう事。そしてベトナムのご実家がある村のお仕事もどんどん増やしていき生活の向上を図ることや近隣の学校に通う子供たちに文房具などを買ってあげたいとの事です。ベトナムの方々が丹精込めて作った手編み円座是非使ってみませんか?

ユイさんありがとうございました。

インテリアのセレクトショップ irashiikurashi(アイラシイクラシ)